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当機構では労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおり、現在は、労災疾病等医学研究として9テーマの研究を実施しているところです。
今回はその中で、「産業中毒」、「女性医療フォーラム」についてご紹介します。
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●「産業中毒」
「産業中毒」とは、製造業や建設業などの産業現場で使用されている有機溶剤や重金属等の化学物質を仕事上で使用したことによる健康障害のことです。
有名なところでは廃棄物の焼却等により発生する「ダイオキシン」によるものがあります。
現在、有害化学物質を取り扱う会社では、労働安全衛生法に基づき、産業中毒発生の防止策をとることとなっています。ただし、産業中毒は従来型のものばかりでなく、技術の進歩にともなって新たなものも発生しています。
そのため、この研究は、低濃度化学物質曝露による健康障害を持った方を対象に多種多様な項目の検査を行うことを通して産業化学物質による健康障害の診断法や診断・治療に役立つ曝露指標の確立を目的として行われました。
〇「産業中毒」研究の概要(当機構のサイト)
〇「産業中毒」研究報告(当機構のサイト)
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●「女性医療フォーラム」
現在、我が国では、女性の社会進出に伴い、女性には女性のライフスタイル、ライフスパンに適合した女性のための医療が求められています。
労働者健康安全機構では、働く女性の健康管理、Quality of Working Life(QWL)の向上を目的とし、「女性医療フォーラム〓働く女性のヘルスサポート〓」を開催しております。
〇「第17回女性医療フォーラム開催のご案内」(関東労災病院のサイト)
〇「平成30年第16回女性医療フォーラム」(当機構のサイト)
☆併せて、これまでに当機構が取り組んだ労災疾病等医学研究テーマ「働く女性の健康」及び「就労支援と性差」についても、労災疾病等医学研究普及サイトに掲載しておりますのでご覧ください。
〇「働く女性の健康」(当機構のサイト)
〇「就労支援と性差」(当機構のサイト)
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