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当機構では労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおり、現在は、労災疾病等医学研究として9テーマの研究を実施しているところです。
今回はその中で、「じん肺」、「職場高血圧」についてご紹介します。
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●「じん肺」
じん肺とは鉱物、金属などの粉じんを吸入することによって肺に生じた職業性呼吸器疾病です。
今回は、当機構がこれまで、「じん肺」の労災認定の迅速・適正化に寄与するために取り組んできた研究のうち「病職歴データベースによるじん肺患者におけるANCA(好中球細胞質抗体)関連血管炎・腎疾患発症頻度の検討」についてご紹介します。
〇「じん肺」研究報告(当機構のサイト)
☆ また、本邦のじん肺患者におけるANCA関連血管炎・腎疾患の頻度を明らかにするために、全国労災病院の病職歴データベースを用いて、その発症頻度を調査しました。
〇じん肺「労災保険給付に係る決定等の迅速・適正化に係る研究・開発、普及」研究報告書」(当機構のサイト)
〇病職歴調査(当機構のサイト)
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●「職場高血圧」
心筋梗塞の発症の引き金として、ストレスやうつ病などの影響が大きいことが知られています。一般的に心筋梗塞の発症は、午前中の血圧上昇などに合わせて午前中に多いとされ、働き盛りの比較的若い男性喫煙者では夜の遅い就業中に発症するなど、社会的・経済的要因との関わりが伺われています。
☆ 生活習慣と心疾患リスクに関する研究については次の研究があります。
〇「生活習慣病」研究目的・概要(当機構のサイト)
〇「生活習慣病」研究開発テーマ(当機構のサイト)
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