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2019.7.16
労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
 ●「就労支援と性差(平成26年度〜29年度)」
 ●「振動障害」
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 当機構では労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや
新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおり、現在は、労災疾病等医学研究
として9テーマの研究を実施しているところです。
 今回はその中で、「就労支援と性差(平成26年度〜29年度)」、「振動障害」についてご紹介します。

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●「就労支援と性差(平成26年度〜29年度)」
 女性の社会進出は年々進みつつあります。しかし、女性は子宮内膜症や卵巣嚢腫、乳がんといった女性特有の疾患や女性ホルモンの低下に関連して起こりやすい健康問題等、男性とは異なった健康面の問題を抱えております。
 この研究は、働く女性がそういった健康面の問題と上手に付き合いつつ、就労を続けられる方法を確立することを目的として行われました。
 
  〇 「就労支援と性差」研究概要(当機構のサイト)

 また、以下4つのテーマから女性の抱える健康問題へアプローチを行い、女性の就労を支援する方法について研究しました。

〓  内分泌環境からみた女性労働者の健康管理研究
〓 夜間労働が女性の健康に及ぼす影響の研究
〓 副腎皮質ホルモンを指標とした女性の健康管理
〓 勤務条件・職種が女性の健康に及ぼす影響についての研究

  〇 〓〜〓の研究結果(当機構のサイト)
  〇 〓の研究結果(当機構のサイト)
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●「振動障害」
 振動障害と糖尿病の関係は御存知ですか?
産業界で使用されているハンドブレーカーやインパクトレンチなどの手持振動工具は、長時間の使用により様々な振動障害を発症させることがあります。
 一方、糖尿病は日本人の食生活の欧米化を背景に、有病者とその予備群はいずれも約1,000万人と推計されています。
 両者は末梢神経障害、血管障害という点で類似した病態を呈することから、診断の際には鑑別が必要です。
 この研究では、末梢神経障害の評価に関する検査法として、振動覚閾(しきい)値、電流知覚閾(しきい)値検査を行い、対照群、糖尿病群、振動障害群のデータを用いて、振動障害と糖尿病の鑑別診断における考察を行いました。
 いずれの検査も末梢神経障害の鑑別診断や病態解明に有効であることが示唆されました。
 
  〇 研究概要(当機構のサイト)

  〇 研究結果(当機構のサイト)

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