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2019.4.23
労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
 ●「睡眠時無呼吸症候群」
 ●「治療と仕事の両立支援」
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 当機構では労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや
新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおり、現在は、労災疾病等医学研究
として9テーマの研究を実施しているところです。
 今回はその中で、「睡眠時無呼吸症候群」、「治療と仕事の両立支援」についてご紹介します。

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●「睡眠時無呼吸症候群」
 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中の無呼吸や低呼吸により睡眠が分断され睡眠障害をきたし、日中の眠気や疲労感などの症状を伴う症候群です。
 就労中の眠気は、作業の中断、効率の低下、車両事故等を起こしやすくなることが分かっています。また放置していると高血圧、脳血管障害、虚血性心疾患、糖尿病などを引き起こします。
 これらの罹患率は不明とされており、適切な治療方法により産業災害防止や循環器疾患、生活習慣病予防に有効と考えられました。
 本研究では最新の疫学調査による罹患者数の把握、診断率の精度を上げる方法、適切な治療について検証を行い、総合的な研究に取り組みました。
 
  睡眠時無呼吸症候群についてはこちら(当機構のサイト)

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●「治療と仕事の両立支援」
 平成29年3月に政府が決定した「働き方改革実行計画」において、「病気の治療と仕事の両立を社会的にサポートする仕組みを整え、病を患った方々が、生きがいを感じながら働ける社会を目指す」と記載されました。

 *当機構では、「勤労者医療」を推進する組織として、勤労者の職業生活とその過程で患う様々な病とを、いかに両立させていくかという課題について、研究を重ねてきました。

  治療と仕事の両立支援の研究成果についてはこちら(当機構のサイト)

 *研究結果として、医療機関と職場との間で医療情報や職場情報を提供し、仲介・調整の役割をする「コーディネーター」という存在。その重要性と必要性を見いだしました。この研究の知見を活かし、平成26年10月から事業化し、各労災病院でコーディネーターを中心とした両立支援の実践を開始しました。

  両立支援コーディネーターについてはこちら(当機構のサイト)

 ★労災疾病等医学研究普及サイトのトップページに、「両立支援コーディネーター」のバナー(ピンク色)を設置しています。養成研修の概要や関連委員会の報告書、通達を見ることができます。

  労災疾病等医学研究普及サイトのトップページはこちら(当機構のサイト)

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